こんにちは!セミリタイアを目指すなおです。
セミリタイアを考える上で、将来貰える年金はいくらかを把握しておく必要があります。
年金の基本をざっくりおさらい
年金制度は2階建ての構造になっています。
対象 | 仕組み | |
国民年金(1階) | すべての20-60歳の人 | 月額満額:6.8万円(2025年現在) |
厚生年金(2階) | 会社員・公務員など | 年収と加入年数で決まる |
国民年金は全員が対象ですが、厚生年金は会社員・公務員が対象です。
セミリタイア後は国民年金のみの予定なので、将来貰える年金は確実に少なくなります。
実際に計算してみた
セミリタイアを前提に、いくら年金がもらえるか計算してみたいと思います。
前提条件
将来もらえる年金額:国民年金
40年の納付で満額支給されます。
2025年現在の満額支給額は年約81.6万円、月約6.8万円です。
将来もらえる年金額:厚生年金
厚生年金を求めるには簡易計算式を用います。
老齢厚生年金=平均年収×加入年数×0.005481(報酬比例部分)
私の場合
- 平均年収:300万円
- 厚生年金加入期間:13年
これで計算してみると
300万円×13年×0.005481 ≒ 年21.3万円(月約1.78万円)

年収が高い人はその分、多く貰えそう!
合計見込み年金額
65歳から受給開始を想定すると
【合計】月額8.58万円、年額103万円
どうでしょう!月9万円にも満たないですね…国民年金の場合、2025年時点で月6.8万円なので、私たちが貰える時はもっと少ないでしょう。
やはり年金だけでは不足しますね。
年金を少しでも増やすには
年金を増やすには
- 繰り下げ受給を考える
- 付加年金に加入する
- iDeCoで自分年金をつくる
- セミリタイア後も厚生年金に加入する
これらが方法として考えられます。
繰り下げ受給を考える
「繰り下げ受給」とは本来65歳からもらえる年金の受給開始を遅らせることで、年金額が増える制度です。

FP3級にもでてきた!
1ヶ月繰り下げるごとに0.7%アップします。
たとえば、受給開始年齢を70歳(60か月)に繰り下げると
60か月×0.7%=42%の増額率で、貰える年金額は 月額9.66万にアップします。
65歳で受給開始すると月額6.8万円なので、+2.86万円ですね!
付加年金に加入する
これはセミリタイア後の話になりますが、国民年金の上乗せ制度の一つで付加年金というものがあります。
国民年金に月額400円追加で納付することで、将来「200円×付加年金の納付月数」分の年金が一生もらえます
例えば付加年金を10年間(120か月)納付した場合
- 追加で支払う:400円×120か月=4万8,000円
- 将来もらえる:200円×120か月=月2万4,000円/年金として毎年受給
2年もらえば元がとれる、お得な制度になります。

厚生年金加入者の会社員は加入不可で、自営業者やフリーランスの方向けの制度になります
セミリタイア後、国民年金のみになるなら付加年金は加入しようかな~!
iDeCoで自分年金をつくる
iDeCoは、自分で積み立てた資産を60歳以降に受け取れる私的年金制度です。
掛け金は全額所得控除と節税メリットが大きいです。
将来もらえる年金が少なそうで不安!という方はiDeCoがおすすめですね♪
セミリタイア後も厚生年金に加入する
セミリタイア後も、条件を満たせば厚生年金に加入できます。
- 月8.8万円以上(年収約106万円以上)の収入
- 学生でない
- 従業員51人以上の企業で働いている
厚生年金に加入したいなら、これら条件を確認する必要があります。
まとめ
セミリタイアすると確実にもらえる年金額は減ります。
私の場合、現在もらえる年金額は月額8.58万円になりそうです。
ただこれは2025年版なので、私たちが貰う頃にはもっと年金額減りそうですね…
ただ年金を増やす方法はいくつかあって
- 繰り下げ受給を考える
- 付加年金に加入する
- iDeCoで自分年金をつくる
- セミリタイア後も厚生年金に加入する
などがあります。
老後もお金の不安なく過ごしたいので、やっぱり今のうちからコツコツ資産形成していくことが大事ですね。
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